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(  ゚∀゚ )木来井アヒャの華麗なる憂鬱のようです

俺様――木来井アヒャ。


18歳童貞で、高校二年生。
……年齢が合わない? それは大人たちの勝手な都合だ。
出席日数が足りなかっただけで、断じて俺様の頭がアホだからではない。


(  ゚∀゚ )「あー、なんで人生ってこうままならないかな」

( ;^^)「よりにもよって貴方がそんなことを言うとは……今年も留年が決まりそうで頭でもイカれましたか?」


バキッ( ♯ ∀ )つ) ;^^)アベシ-

(*・3・)「流石は兄貴ィ! かっこいいYO!」






(  ゚∀゚ )木来井アヒャの華麗なる憂鬱のようです







(;-∀-)「あー、なんで俺様の周りには野郎しかいないかねぇ」

(*・3・)「それは兄貴が漢らしくて最高にかっこいいからだYO!」


ゲシッ( ♯ ∀ )つ♯)・3・)アルェー


不良になれば女にモテるかと思ったら、毎日が野郎どもと抗争と闘争の毎日。
女子には目をそらされ、女教師からは軽蔑するような視線、おまけに近所のおばちゃんはギャーギャー文句を言われる。
寄ってくるものと言えば、幼馴染で今は一学年上の……山なんとかと、この上もなく貧弱な自称・舎弟のぼるじょあだけだ。


( ♯゚∀゚ )「野郎にいわれても気持ち悪ぃだけだ!!」

(%)^^)「そんな、理不尽な……」

( 3゚)「……兄貴……マジ最高だ……yo……」


( 3 )ガクリ

(%);^^)「ぼるじょあくーん!!!」



(  ゚∀゚ )「あー、彼女ほしい。彼女無理なら嫁でもいいわ」

(  ^^)「貴方はいつもそれですね」

(  ゚∀゚ )「ぶっちゃけやらせてくれるならババアでもかまわねぇ」

( ;^^)「……そこはプライドを持ちましょうよ」


( *゚∀゚ )b「でも、本当は愛がほしい!」


(*・3・).。oO(兄貴。兄貴には、オレがいるYo)

( ;^^)「……ぼるじょあくんは憧れと恋愛と性別の区別をつけましょう。
     もうその壁をこえちゃってるのなら……僕からは何も言えることはありません^^;」

(;゚3゚).。oO(エスパー! ここにエスパーYAMAZAKIがいるYO!!!)




・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


(,,#゚Д゚)「てんめぇぇぇぇぇ、よくもモナーとモララーをっ!!」

( ♯゚∀゚ )「はぁぁぁっ?! うぜえぇぇんだよぉぉぉぉ!!!!」


(*・3・)ノシ「兄貴ぃぃ、最高っスぅぅぅぅ!!!」

(メ;´∀`)「あわわわわわわわわ」


愛するハニーの手をつかむはずだった手は、メリケンサックを握り――
ハニーとちゅっちゅっするはずだった唇は、血反吐を吐き出す毎日――
ぶっちゃけ、愛しの彼女と出会う暇なんてあったもんじゃない。


( ♯゚∀゚ )「ドタマかち割るぞぉぉ、ウォラァァァァァ!!!」

(゚Д゚#,,)「そっちこそ死にさらせやぁぁぁぁ、ゴルァァァァァ!!!」


俺の青春は血と汗と、男汁あふれる暗黒色。そう思っていた。




が、


( *゚∀゚ )「そんな俺様にも彼女ができたずぇぇぇぇぇぇ!!!」


boonpic2_760.jpg



( ;^^)「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」(;3; )


俺様の元へと舞い降りた、ハニー。
といういうか、電柱の陰に隠れているのを見つけたのだがまあ、そんなきっかけは些細なものだ。


                   ( く_  )


ちょっと身長が低くて見た目犯罪だけど、そこが非常に愛らしい。
ちょっと声が小さくて何言っているのか全然わからないけれど、そこもまた控えめでいい。
恥ずかしいのか一緒に帰ってる途中で、ふっといきなりいなくなったりするけれど、心の広い俺様は全然平気!




( ♯゚∀゚ )∩「アッヒャー! 見ろこのクズども! この俺の嫁の姿をよぉぉぉぉぉ!!!」

( ;3;)「オレの兄貴が、とられちまったYO!」

( ;^^)「いくら僕とはいえども、さすがにそれは応援できません^^;」


ところが、俺様の幸せを快く思わない野郎どもが現れた。
やつらは非道にも俺とハニーの仲を、引き裂きにかかったのだ。
いつの時代にも愛には生涯があるもの。それは俺様のようなイケメンなら仕方のないことだ。
しかし、幼馴染と舎弟が障害になるとは、流石の俺様も予想外だったぜ。


( ;^^)「アヒャくん。落ち着いて下さい! そこには何もいません!!
     いるように見えますが、それは目の錯覚です!」

( ゚∀゚ ♯)「いるだろうがYO! ここに!ちびっちゃい! マイスウィートでエンジェルで天使なハニーが!」

( #^^)「エンジェルと天使はほぼ同じ意味でしょうが!!! 悪いこと言わないから、さっさと別れてください」


ヒデブ( # (⊂( ゚∀゚ ♯)オラオラァァァ


ああ、俺は戦ったね。そりゃあ、ハニーもきっとメロメロだったんじゃないか?





( く_  )「……」

( ゚∀゚ *)「ハニー! 邪魔者はかたづけたぜぇい!」


そして、俺様はとうとうその時を迎えた。
脱童貞。ハニーと俺様のラブラブでハッピーな、らぶちゅっちゅっな時間を!!!
俺様は制服を脱ぎ捨てると、ハニーの胸元に向けて突撃をする。


( *>∀< )「さあ、ハニー! この俺様とめくりめくラヴ・メイキングなショゥタイムおぉぉぉ!!!」


バッ


( *>∀< )「愛しているぜハニィぃぃぃ!!!」


三(⊃>∀< )⊃          ( く_  ;)


             三     ( く_  ;)   (⊃>∀< )⊃  スカッ





( *>∀< )「……」

(  ゚∀゚ )「……」

(>♯∀ )>「どういうことだぁぁぁぁぁぁ!!!!」


( ♯゚∀゚ )つ「しかし、俺様はあきらめねぇぇぇぇぇ」


俺様は根性で気合いを入れると、ハニーの小さくって薄っぺらい胸に向かって手を伸ばす。


            ( *゚∀゚ )つ( く_  ;) スカッ



が、おっぱいの感触は全く感いじられない。
スッカスカを通り越して、まさに空気っ! という感触が俺の手の間をすり抜けていく。

   _
( ;゚∀゚ )「俺様のおっぱいがぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

(;・3・)「兄貴ぃぃぃぃ、顔が別人だYOOOOOOOOOOOO!!!」



   _,
( ;゚∀゚ )「女体ってスッカスカなんだな……」


( #^^)「女体がすっかすかなんじゃなくて、彼女が幽霊なんですよ、ゆ う れ い!!!
     だから、別れろって言ったんじゃないですか! このお馬鹿ぁぁぁぁぁ!!!」

(  ∀ )「……何ィ」


山なんとかの言葉に俺様はハニーの姿をまじまじと見る。
まぶしそうに細められた、かわいらしい瞳。
黒いセーラー服の下からのぞく足は白く透き通っている……なんというか、ついスカートをめくりたくなるような姿だ。


( *゚∀゚ )「ナマアシってよく見るとエロいよな」

( #^^)⊃「何でそこまで見てて、気づかないんですか!
       透き通ってるじゃないですか、足っ! 太ももじゃなくてもっと、下! 下ですよぉっ!!」

( ;゚∀゚ )「あ」


                     ( く_  ;)


おどおどとおびえたような表情を向ける、ハニー。
彼女の白くてきれいなふとももの下に続く足はうっすらと透き通り、消えていた。




∩(;・3・)∩「あるぇ~、足が無いYo~」

(  ^^)「まったく、いつになく浮かれているから何かと思えば、幽霊なんて連れて……
      いくら女の子に飢えているからって、さすがに幽霊はないでしょう。幽霊は……」


俺様はハニーの姿を見つめ、それから脱ぎ捨てた服を再び着る。
それから隣に立つ山なんとかをにら睨み付けると、俺様にとってもっとも大切な言葉を言いはなった。


   _,
( ;゚∀゚ )「幽霊ってやれるのか?」



オバカー 三( #^^)つ) ∀  )ドギャーン


( ;゚3゚)「兄貴ぃぃぃぃ!!!!!!」( く_  ;)))





・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


(  ^^)「それで? どうして貴女はアヒャくんに?」

( く_  )「   、     」

(  ^^)「……ああなるほど、そうですか。はぁ……それで? ……ああ」


( ♯゚∀゚ )「あんにゃろ、俺様のハニーと親しげに話やがって。
       この俺様だってハニーの声を聞いたことがないのにぃぃ、寝取る気か? 寝取る気だろ、この山……山なんとか!!」

(;・3・).。oO(幽霊と話をしているなんて、やっぱりエスパー! エスパーYAMAZAKIだYO!!!)


( #^^)「山崎です! 僕の名前、忘れてたでしょアヒャくん!」

( ♯゚ 3゚ )「お前なんか知りませんYOーDA! てか、とっとと俺様のハニー返せやオラァ」

ヽ(*・3・)/ .。oO(兄貴とおそろいの表情ヤッター!)


( く_  ;)「       」


( ;^^)「ああ、失礼しました。それで?」





(  ^^)「つまり貴女は死に別れた兄弟が無事にやっていけるのか心配だった、と。
      でも、肝心の家族には気づいてもらえなかったので、自分を見ることの出来る人を探していた?」

l| ( く_ *)コクコク


俺様のシットあふれるあふれる視線を、さらりと流した山なんとかがそう口にする。
俺より学年が一つ上だからって、イケメン気取りかこの野郎。
そういえば、寺の息子とかいってたけど、それのどこがエラいって言うんだ。

……それにしても、顔を輝かせたハニーの姿はかわいい。マジ俺様の嫁だな。


(  ^^)「ああ、それで自分の見えるアヒャくんの後をくっついてきたんですか」

( *゚∀゚ )b「やはり、俺様とハニーの出会いは運命っ」

( ;^^)「……でも、感心しませんね。
     今の貴女は幽霊です。いつまでもご家族に未練を残しているようでは、成仏なんかできませんよ」

( く_  ;)「  、   。   、                 」



(;・3・).。oO(兄貴……無視されちゃってるyo……)




( ;^^)「それでも、貴女はもう生き返ることができないんですよ。
     貴女が弟さんや妹さんを心配して、どれだけ悲しんでも無理なんですよ……」


( ♯゚∀゚ )「だぁぁぁぁぁっ、お前ばっかりハニーとしゃべってるんじゃねぇぇぇぇぇ!!!」


ビクッ( く_  ;)


( ♯゚∀゚ )「弟ぉ? 妹ぉ? 
       どんなにつらくって泣いても、人間はやっていけるんだよ。
       だから、ハニーが心配する必要なんてないんだ。
       それに……そいつらだって、ハニーが自分たちのこと心配していつまでも悲しんでるって知ったら、辛いだろうが!」

( く_  )「……  」


(  ゚∀゚ )「だからよ、ハニー。ハニーはもう安心してもいいんだ」


l| ( く_  )コクリ


( く_ *)「     」


ハニーは俺様の顔を見つめ、ふっと笑った後に小さく頷いた。
その口が動き何事か言葉をつぶやくが、残念ながら俺様の耳には聞こえない。
でも、きっと「ダーリン愛してるわ(はーと」だったり、「好き好き大好き超愛してる☆」みたいなことを言ったに違いない。




(*-∀-)「だからよ、ハニー。
        兄弟のことは忘れて今を考えようぜ!
        俺様とらぶらぶちゅっちゅとか、いろエロなことしたりとか、デートしたり、エロいことしたり、エロいことにチャレンジしたり」

(*・3・)「下心をこれっぽっちも隠そうとしないとは、兄貴超男らしいっスYO!」

(  ^^)「……あの」


(*-∀-)「幽霊と人間だといろいろ障害があるとは思うけど、やっぱそれを乗り越えてこその愛だとおもうんだぜ。
        それにやろうと思えば出来るだろうし、エロいこと。いや、俺様は嫌がるハニーに無理強いとかする気はないし。
        でも、愛にエロいこととはつきものだと思うぜ。やっぱさ、体もつながってこその愛だと思うし」

(*・3・)「つまり、エロいことをしたいと」

( *゚∀゚ )「ああ、ぶっちゃけやりたい!」


俺様はかっこつけて閉じていた目を開くと、ハニーの姿を見……
……あれ? ハニーの姿がな、い?


( ;^^)「……彼女、とっくの昔に成仏したんですけど」




( ;゚∀゚ )「はぁ? え? なんだよそれ?!」

( ;^^)「彼女、アヒャくんの『安心していいんだ』って言葉が、すごくうれしかったみたいで。
     アヒャくんにありがとうって言うと、そのまま……あれ? 見てましたよね? ありがとうって言うところ」

( ;゚∀゚ )「え? ちょ、あれ? おい、見てたってまさか『ダーリン愛してるわ(はーと』って、あれか?」

    _,
( ; ^^)「アヒャくん。貴方の妄想癖、そこまでいくとさすがに病気ですよ。
      とにかく、彼女はそう言うと、そのまま光にかえって消えたんです」

( ;゚∀゚ )「俺の脱童貞は?!」
    _,
( ; ^^)「……知りませんよ、そんなこと」


ガシッ( ♯゚∀゚ )つ(^^;  )


( ♯;∀; )「こんのぉぉぉぉぉ、馬鹿野郎ぅぅぅぅぅぅぅ!!!! 責任取りやがれぇぇぇぇ!!!」

(^^;  )「何で僕の責任になるんですか!」


(;・3・).。oO(兄貴っ、ファイトっスYO!!!)






木来井アヒャ、18歳。
俺様の恋は、彼女の成仏という前代未聞の事態で幕を閉じた。






・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



( ・3・)「最近の兄貴、全然元気がないんだYO!」

(  ^^)「ああ、ハニーさんが成仏されてから随分と落ち込んでいましたからね。
      幼馴染としては、これからのアヒャくんを応援しなければと、思ってはいたのです」


ハニーさんが成仏してから数か月。
あの後の、アヒャくんといえばそれはもうひどい状態でした。
だから、僕とぼるじょあくんは彼に元気を出してもらおうと、こうして相談を……。


( *゚∀゚ )ノシ「よう、お前ら!! 聞いてくれぇぇぇ!!!
         とうとう俺様に新しい彼女ができたずぇぇぇぇぇぇ!!!」


(  ;^^)「ええっ?!」(・3・; )


( *^∀^ )「新しく出来た星と月のテーマパークってあるだろ? ファンタジーランド。
       あそこでデートだってしてきたんだぜ!! これ、そのときの写真! 見てくれよ」




( *゚∀゚ )「王子の格好で写っているのが俺様。そいでもって、こっちのお姫様の格好をしてるのが、彼女な」

( ;3;)「兄貴ぃぃぃ、おめでとうだYO!! 相手がオレじゃないのが悲しいけど、応援するYO!」

(  ;^^)「まあ、アヒャくんが幸せなら僕は何も言いませんが……」


泣いているぼるじょあくんの姿は放っておいて、僕はアヒャくんの差し出した写真を見ました。
そこに写っているのは、アヒャくんと彼女……彼女?


(  ;^^)つ□boonpic2_762.jpg



そこに写っているのは、どこからどうみても小学生くらいの可愛らしい女の子でした。


( *゚∀゚ )「可愛いだろ、彼女~。
       まだ6歳なんだけど、もうかわいくてかわいくて我慢出来るかしんぱ」



( ;^^)「おまわりさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」


気づくと僕は、空へと向けて大声で叫んでいました。




僕――山崎渉。


18歳、高校三年生。
来年からは大学に進学予定の、受験生。


僕の友人は――、そろそろ警察のお世話になったほうがいいんじゃないかと思います。




(  ゚∀゚ )木来井アヒャの華麗なる憂鬱のようです  改め、 (  ^^)山崎渉の華麗なるとばっちりのようです



                     完





ミニラノベ企画 (13/02)参加作品(リンク先まぜこぜブーンさんのイベントまとめカテゴリーページ)

二枚のイラストを使わせてもらいました。
イラストの原型をとどめていない使い方をしてしまって、申し訳ありませんでした。
それと、10分絵でイラストと感想ありがとうございました。

間に合いそうもなくて、ギリギリのギリギリでしたが書いてて楽しかったです。


まぜこぜブーンさんのこちらでまとめてもらいました。いつもありがとうございます。



イラスト等、何か問題ありましたら対応いたします。

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Author:nanashinodareka
だいたい行方不明です

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