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('A`)( ^ω^)(´・ω・`)愛は戦争のようです 第三話




第三話  イケメンはおっぱいがお好き?



【 川 ゚ -゚) 】 校長室


川 ゚ -゚)「失礼します」


ここまで封鎖していたらどうしようか。その心配は杞憂にすぎなかった様だ。
ノックをしたところ無事返事があったので、私は校長室に入った。
校長室には誰もいないことが多い。今日この時、校長室に校長がいることは不幸中の幸いだった。


/ ,' 3 スヤスヤ

( ,'3 )「おや、貴女はたしか。生徒会長でしたね」


絨毯がひかれソファーが置かれた校長室。
そのソファーでは校長が爆睡しており、校長の向かいのソファーでは湯飲みを持った教頭がくつろいでいた。


川 ゚ -゚)「二年の素直クーです。今日は先ほどの校内放送の件でお話があって来ました」

( ,'3 )「それはそれは」


校長と教頭という責任者が二人もそろっている。これは私にとって都合がよかった。
職員室に教師達がいる時よりも、ずっと自由に行動することが出来る。
学内占拠事件を解決しなければならない。私にはその理由がある。


川 ゚ -゚)「現在、職員室は何者かによって封鎖されてます。
     職員室には木材が打ち付けられており、先生方は職員室から身動きできない状況です。
     学内を占拠すると宣言している男子生徒たちは、暴力的な手段を辞さないと言っております。
     事態は一刻を争うといってもいいでしょう」

( ,'3 )「それを儂たちに止めろと?」


ここからだ。ここからが、私にとって重要なのだ。
私が直接事件を解決するという形へと持って行かなければならない。
言葉を返すのにもっとも効果的なタイミングをはかり、私は教頭を見据える。


川 ゚ -゚)「いえ、私が止めて見せます。そのかわり彼等の行動は不問にしてもらいたい」


教頭は黙り込んで私を見る。私の真意を探るような目だった。
退学や停学ものの事件を不問にしろというのだから、正気を疑われても仕方がないだろう。
それでも、私はやらねばならない。


( ,'3 )「なぜ校則というものがあるのか考えたことがありますか?
    それは、集団行動を円滑にするためです。人は集団行動する生き物です。
    だからこそルールが作られてきました。ルールは守らなければなりません」

川 ゚ -゚)「それでも!」


( ,'3 )「彼らは退学です」


川; - )「……マスコミにばらします。
     この件がマスコミに知れれば、我が校の評判は地に落ちますよ」

( ,'3 )「なっ」

川 ゚ -゚)「私は彼らを止めたい。
     だが、そのことによって彼らが罰せられるのには耐えられない。
     私は彼らを止めたいのであって、彼らを売り渡したいわけではないからだ」


私の言葉に教頭が動揺するのがわかった。
それでも、私は言葉を止めない。


川 ゚ -゚)「責任は私が持つ。だから、彼らには寛大な処置を!」


頭を下げる。それだけでは、足りないだろうから絨毯に膝をついた。
誠意が伝わるのならば、私はいくらでも頭を下げよう。それが、土下座だとしてもだ。


( ,'3 )「そんなことをしても」

/ ,' 3「まあ、いいじゃないですか教頭。
    教頭の言う通り、規則は規則です。が、軽くすることなら出来る。
    ただし、君たち生徒だけで止めること。それが条件です」
   

川*゚ -゚)「はいっ!」



【 (*゚ー゚) 】 1-1教室


いつも一緒のモナーくんとモララーくんがいないから、今の私はギコくんと二人っきり。
ギコくんとはいつも一緒にいるけど、二人っきりなんて滅多にないからドキドキしてしまう。
ギコくんのことモララーくんに相談したばかりだから、いつもよりもはっきりと意識しちゃうなぁ。


(*///)「さっきの話だけど聞いてた?」


あぅ……顔が赤いのバレてないよね?
モララーくんに私が話したことを聞いてないか、確認。
ちゃんと決心してからギコくんには、その思いを伝えたい。


(,,;゚Д゚)「あ……ああ」


うう……どこから聞いてたんだろう?
ギコくんの顔がまともに見れなくて、私は床に視線を落とす。


(,,;゚Д゚)「……バレンタイン中止なんて思い切ったことするな」

(;゚ー゚)「え?」


あれ?バレンタイン中止ってなんの話なのかな?
これはモララーくんとの話を聞いてないってことでいいのかしら?


(;゚ー゚)「ええと、そのね。あの?」

(,,;-Д-)「……放送の話でいいんだろ?
      バレンタインを中止するとかチョコを燃やすとかあんな感じの」

(;゚ー゚)「うううん。え、あ、はい!そうです!そうなの!」


ギコくんがモララーくんの話を聞いていないみたいなので、私は慌ててそういうことにする。
どうしよう。私、絶対に慌てちゃってる。不自然だよね、私の行動って。


(;゚ー゚)「……」

(,,;゚Д゚)「……」


どうしよう、とっても気まずい。
せっかく二人っきりだから、ギコくんにチョコレートを渡そうと思ったのに。
でも、せっかくのチャンスだし、どうしよう。どうしよう。
私はチョコレートの入った袋を手に取り、ぎゅっと抱きしめる。

私はギコくんにチョコレートを渡すの。それから、好きって言いたいの。だから……


(;゚ー゚)「あのね、ギコくん」

(,,;゚Д゚)「……そ、そうだモララーと何話してたんだ?」

(*///)「ふぇっ。何でもない。何でもないよ!」

(,,;゚Д゚)「あ!言わなくていい!言わなくていいから。
     しぃの気持ちはよくわかったから、言わなくていいから」


ギコくんのいじわる。
聞いてたならはじめからそう言ってよ。ううっ。チョコレートが渡しづらいよ。


(,,;゚Д゚)「そうだ、飯食おう。な?」

(;゚ー゚)「そうだね、ギコくん。うんそうしましょう」


ああ、クラス中の女の子たちがこっち見てるよ。
私、絶対に不審な行動取ってる。はずかしい……。
教室でチョコレートを渡しても、人が聞いてる前で告白はできないから仕方ないよね。


(;゚ー゚)「お弁当おいしいね」

(,,;゚Д゚)「あ、ああ」


いつもと同じ『幼なじみ』の関係のまま、ギコくんとお昼を食べる。
私の意気地無し……。
今日こそは告白するって、決めてたのにな。



【 ('A`) 】 階段


イケメン四天王第一の男、流石弟者の本性を暴いた俺たちはウッキウキで廊下を走っていた。
特に、ビロードの奴から餞別に大量のお菓子をもらった内藤はかなりの上機嫌だった。


(*^ω^)「次のイケメンはなんじゃらほいっ!」

('A`)「次はおっぱい大魔神のくせに、なぜかイケメン(死ね)の長岡ジョルジュだ!」


俺たちの言葉にショボンは、ブレーザーの胸元から手帳を取り出した。
手帳をぱらぱらめくって、ショボンはうんと小さくつぶやいた。


(´・ω・`)「長岡ジョルジュ。自称・ジョルジュ長岡。
      生徒会通信『総合』によると、さわやかでかっこいい。眉毛が男らしくて素敵。
      格好良く着崩した制服がオシャレ。オシャレのセンスが素敵。
      スケベだけど明るくて好感がもてる……と、いうところかな。
      学園新聞『某スレ』によると、おっぱい!おっぱい!おっぱい!って感じだね」

( ^ω^)o彡゜「おっぱい!おっぱい!」

('A`)「奴は学内一のおっぱいマスターだからな。
   なぜそんな奴がイケメンなのか理解できねー」


二年のジョルジュ先輩がどれだけおっぱいにこだわりがあるかというと、
おっぱいの歴史という教室展示と演説を文化祭でゲリラ開催したほどだ。


( ^ω^)「僕がおっぱいって叫んだら変態あつかいされるお。
      特にに委員長あたりから」

('A`)「俺なんか今日の靴下ニーソだね。って言っただけでド変態扱いだぜ」

(;^ω^)「おおぅ」

(;´・ω・`)「それはニーソっていうチョイスが悪かったんじゃないかな」


女っていうやつは理不尽だ。
それに対して、二次元のおにゃのこの素晴らしさったなないね。幼なじみ最高!長門は俺の嫁。


('A`)「とりあえず、教室に乗り込んでみるか?」

(´・ω・`)「そうするしかないだろうね。今回は誰も知り合いじゃないみたいだし」

( ^ω^)「うーん。せめて、メルアドくらいあればだお」


俺たちはどうやってジョルジュを酷い目にするのか考えあぐねてため息をついた。
今頃教室や、各地で同士諸君ががんばっているだろうに、ふがいない。


('A`)「教室に乗り込んで、殴りつけるでおk?」


俺が何ともなげやりな意見を出したところで、誰かが階段を駆け上がる音がした。


(  ゚¥゚)「部長!いました彼らです!」

('、`#川「でかした、偽川っ!!!」


(;'A`)「――追っ手かっ!」


俺の声に内藤は身構え、ショボンは最早凶器と言うべき重さになっている鞄を持ち上げる。
奴らが俺たちを捕まえようとするならば、すぐにでも行動に移る必要がある。


(  ゚¥゚)「デブノッポチビの三人!情報通りです!」

('、`*川「穏和な包容力系、知的な長身、折れそうなほど華奢の三人ね!」

(  ゚¥゚)「かなりフィルター入ってますが問題ありません!」


突然現れたやけにテンションの高い二人組は俺たちをみるなり、狂喜乱舞の勢いで話し出した。
どうやら敵意はないようだが、こいつらは一体……。


(;´・ω・`)「あなた方は一体……?」

('、`*川「私たちはVIP校漫研の者です。
     今回はあなた方に協力して、あわよくばネタもゲットしちゃおうって感じです」


('A`)「まて、ウチの学校に漫研はないぞ」

(;^ω^)「お、マジかお」


漫研なら入学当初に探し求めたから確実にないはずだ。
漫研っぽい部活なら美術部があったが、あまりに女子だらけなので止めた。
大体、そんな素晴らしい部があったら俺が入ってないのはおかしいだろう。


(  ゚¥゚)「よくご存じですね、チビさん」

('A`)「鬱田ドクオだ。気にしてるんだからチビっていうな」

('、`*川「そうなのよ。実は漫研って言ってるけどメンバー二人しかいないのよ。
     ちなみに、あんたのジャンルは何?男に興味は?ぶっちゃけホモじゃない?」

( ;゚¥゚)「先輩自重してください。話が進みません」


テンションの高い二人組は俺たちにさんざんなことを言いやがった。
漫研ってことはこの女の方は、腐か?ゴキ腐リか?リアルにいるもんなんだな、腐女子。
若干その生態に興味はあるが、ホモ扱いされるのは屈辱なので黙っておく。


(  ゚¥゚)「ぶっちゃけて言いますと、愉快犯です。
      正直、おもしろそうだと思って探してました。
      ちなみに百合スキーです。マリ見ては人生の教典です。
      おとボクや恋楯は正直邪道だとおもってます」

('、`*川「同好会とすら認めて貰えなくて困ってるのよ。今回はイベントに向けてネタの収集にきました。
     そっちのノッポ君からはホモ臭がするので、好きな男子がいたら言うように。
     好きなのはBL全般。ksmsやgthmでも大丈夫です。あと男性向けショタも許容範囲。
     腐仲間には邪道邪道言われるけど準にゃんは俺の嫁」


こいつら全然自重しねぇ。
むしろ俺にいわせれば、百合もBLもねーよ。特に後者。
幼なじみの清楚系が王道にきまってるじゃねーか。東鳩のあかりちゃん最強すぎる。
いや、タマ姉系の大人のお姉さんもいいな。どっちも捨てがたい。いやしかし、俺には嫁の長門が!


(;´・ω・`)「勝手にホモにしないでほしいんだけど。
      あと、僕はノッポじゃなくて眉下ショボン……」

( ^ω^)「あ、僕は内藤ホライゾンだお!好きなジャンルは食い物だお」


内藤。食い物はジャンルじゃない。それは好きなもんだ。
ショボンと内藤の自己紹介に二人組はぐぐっと顔をこっちに向ける。


('、`*川「漫研2年の伊藤ペニサスよ。ペニサス伊藤って呼んで頂戴」

(  ゚¥゚)「1-2の偽川モナーです。
      1組のモナーくんとは名前が被ってるんで、リリー偽川とお呼び下さい」

('A`)「……あ」


そういえば、モナーのやつ元気かな。
アイツは後半の作戦で必要になるから、じっとしてくれてるといいが。


( ^ω^)「リリーってなんだお?」

(  ゚¥゚)「百合は私の人生を捧げたライフワークですから」

( ^ω^)「百合根なら好きだお。ほくほくしてておいしいんだお」


お前今日は、食い物ばっかりだな。いや、いつもだけど。


('、`*川「で、アンタたちは何処へ行くつもりなの?
     これまで、何してたの?性的な意味を伴う激しい運動?」

( ^ω^)「さっきまでは、屋上でビロードたちにお菓子もらって。
      二年の流石兄弟さんに会ってたお」

(゚、゚#川「ショタと愉快な幼なじみたちに、流石の双子!
     畜生!一番おいしいとこ逃したっっっ!!!」

(;^ω^)「……お?」

(;、;*川「あのショタには優等生の幼なじみがいたはずよっ!
      それに双子といえば王道中の王道なのにぃぃぃっ!!!
      ねえ、アイツ等絶対出来てるって!出来てない双子なんて憎しみ愛くらいしかないって!」

(;^ω^)「とりあえず、双子はシスコンで妹萌えでしたお。
      あとクッキーうめぇwwカップケーキ最高でしたお」

(;、;*川「妹を男体化ね。わかったわ!」

( ♯゚¥゚)「そうじゃないですよ!どうして一年生一のロリ巨乳ちんぽっぽちゃんを無視するんですか。
       それに、貴重な妹属性を男にするなんてとんでもない!部長は妹を軽んじすぎです!」

(;'A`)「とりあえず、お前らもう黙れ」


何故かこいつらの話からは、流石(弟)の妹演説に通じるものを感じる。
すなわち、一度始まったら絶対に止まらない気配だ。
そんな話はさっさと、ぶったぎるに限る。


(´・ω・`)「僕たちはジョルジュ長岡の所へ行かないと……」

('、`*川「ああ、イケメン四天王の。あんたらイケメン四天王狙ってるの?
     うはwwwwイケメンうめぇwwwwww」

(  ゚¥゚)「長岡先輩というと、何なら私呼び出しましょうか?」


('A`)


('A`)「あれ、お前も情報持ち?長岡と同じ水泳教室?」


強烈なデジャビュを感じた俺は、偽川に長岡との関わりに関して説明を求める。
都合良く情報をもった奴があらわれるとか、もうね。


(  ゚¥゚)「この私、長岡先輩とは文化祭におっぱいに関して激論をかわしたばかりでして。
      『巨乳にあうおっぱいは何か?』熱い激論でした。
      長岡先輩ははさまれたいという理由から巨乳を、私は百合的な見地から貧乳を。
      今だ決着はついておりません。先輩とはいつか決着をつける必要が……」

('A`)「巨乳にあわせるなら爆乳だろ常考」

(;´・ω・`)「ドクオも率先して脇道にそれない。
      偽川くん早速だけど、連絡とってもらっていいかな?」

(  ゚¥゚)「凡乳というマニアックなチョイスもありますけどね。
      それでは連絡をとってみましょう。何と言って呼び出しますか?」


俺は偽川にジョルジュを呼び出すための口実を伝えた。


(;^ω^)「巨乳にあわせるおっぱいといったら、おっぱいプリンだって言いそびれたお」

('、`;川「おっぱいのあるショタは何に分類されるのか聞きそびれたわ」


お前ら本気で自重ろ。
そう思いながら、俺はジョルジュからの返答を待った。


   _
【 ( ゚∀゚) 】 2-5教室

 _
( ゚∀゚)「お、リリーからじゃん」


教室で今日も今日とておっぱいトークにいそしんでいた俺は、携帯に届いたメールに気づいた。
メールの差出人は文化祭で出会った、俺のおっぱいメイト・リリー。
本名は忘れたが、おっぱいにかける思いはなかなか熱いナイスガイだ。

 _
( ゚∀゚)「ふむふむ

     『素晴らしいおっぱいのこ(形バランス含む)を発見しました。覗きスポットもセットです。
      マリ見て全巻読み返して祥子お姉様の卒業にガチ泣きました。しばらく立ち直れそうにありません。
      この心の傷は新入生が入ってきても癒されることはないでしょう。
      というわけで、おっぱいを視姦してそれにふさわしい理想の百合パートナーを考えましょう』

     マリ見てとかどうでもいいわ」

 _
(*゚∀゚)「しかし、素晴らしいおっぱいか」


今の俺は新たなるおっぱいへの探求で一杯になっていた。流石は貧乳の鬼リリー!
俺はおっぱいトークをしていた友人に当社比5倍の笑顔を見せると腕を振りながらいった。

 _
(*゚∀゚)o彡゜「素晴らしいおっぱいに俺は会いに行く」
 _
(*゚∀゚)o彡゜「待ち合わせはー、何だこれ?階段じゃねーか。
        階段でぇ~揺れるおっぱい。たゆんたゆん~」

从'ー'从「……」


素晴らしいおっぱいってのは何カップなんだろうな?
やっぱりでかさ重視?バランス重視?それとも形重視か?
リリーは貧乳の鬼だから貧乳の可能性もあるな。
しかし、並大抵の貧乳じゃ、貧乳マイスターの名はやれないぜ!

まあ、俺は断然 巨 乳 派 なんだがな!
貧乳なんて巨乳と比べたらおっぱいとも言えないぜ!

 _
( ゚∀゚)o彡゜「ボインはぁ~赤ちゃんが吸うためにあるんやでぇ~」


おっぱいを思うだけでこの心はこんなにも軽やかっ!
俺のおっぱい力は空を飛べるくらいおっぱいだぜ!
さあ、早く待ち合わせ場所に行かなきゃな。


从*'ー'从「待って、じょるくん」

 _
( ゚∀゚)o彡゜「AカップBカップCカップDカップEカップえっふカップ~」

从'ー'从「じょるくんっ!」
 _
( ゚∀゚)o彡゜「はちくみのバストを選ぶとしたら~キミならどれが好き~」


いやぁ、この歌はいいよなぁ。女性の敵でもいいじゃない。好きなんだから。
ってことは、リリーは卑屈すぎるのかwww

 _
( ゚∀゚)「ちっちちちおっぱーい!ぼいんぼいーん~」

从;'ー'从「じょるくん待ってよぉ~~」
 _
( ゚∀゚)「おっぱい~がいっぱい~おっぱいが~いっぱい~」

从;>ー<从「えいっ」

 _
(;゚∀゚)「うはっ!」


突然、敵襲による攻撃を受けた俺は無惨にも廊下に倒れ込んだ!
誰だ!全国ヒップ愛好会の奴らかっ!!
奴らの、この頃のはやりはお尻の小さな女の子という高笑いが聞こえるようだ。


从*'ー'从「やっと止まってくれたぁ~」
 _
(;゚∀゚)「おんな?」

从*'ー'从「あのねぇ~じょるくんにお話があるの~」


俺の行方を阻んだ全国ヒップ愛好会会委員は驚くべきことに女だった。
女(推定Aカップ。ただしブラジャーにはこだわりがありそう)は、俺の顔を真剣な目で見ている。
女を使って俺をおっぱい派からシリ派に転向させようとするとは何て不届きなやつらだ!


从 ///从「じょるくんが好きなの。これうけとってほしいな~」


そして、女はスカートからポケットティッシュを取り出して俺に渡した。
これはまさにハレンチ。おっぱいウォッチングの後の、紳士的な楽しみの後に使わせて貰おう。
学校のトイレットペーパー堅いからちょうどよかったぜ。

 _
( ゚∀゚)「おぅ。ありがとな!大事に使わせてもらうぜ!」

从'ー'从「使う……?うん。わかったよぉ」


どうやらヒップ愛好会というのは俺の勘違いだったらしい。
女の中にも俺の楽しみがわかってくれる、いい奴がいるもんだ。
俺はポケットティッシュを胸につっこむと、スキップをしながら階段へと向った。


从;'ー'从「あれれ~、渡したはずのチョコがまだあるよぉ~~」



【 ('A`) 】 階段

(#'A`)「標的、来たぞ!偽川以外の各員はそれぞれ配置につけっ!」


標的の歌うおっぱいの歌が俺たちに届く。どうやら標的はあっさりと乳に吊られたらしい。
簡単に吊られすぎってレベルじゃねーぞ。


(´・ω・`)「こっちの準備はいいよ、ドクオ」

( ^ω^)ノシ「ばっちりだお」

('、`*川「まかせておきなさい!」


ショボンたちの声を聞くと俺も配置に戻り。作戦に必要な道具を確認する。
体力の無い俺は、今回の作戦では完全なサポート要員になるが、力仕事は内藤とショボンに任せよう。
俺は俺の仕事をするのみだ。

 _
( ゚∀゚)「よう!リリー久しぶりだな」

(  ゚¥゚)「おひさしぶりです長岡先輩」


ジョルジュは突然の呼び出しに、まったく疑問を持っていないようだ。
流石は校内一のおっぱい魔神。しかし、お前は今日おっぱいに倒れることになるのだ!
さあ来いっ、ジョルジュ長岡っ!



(  ゚¥゚)「目的のおっぱいの持ち主は、昼休みのこの時間帯になるとここを通るんですよ」
 _
(*゚∀゚)「マジ!」

(  ゚¥゚)「ええ、マジっすよ。もうそろそろです」


よし、偽川。そのまま階段へと誘導するんだ。
一歩、二歩、三歩……標的はどんどん目標地点へと近づいていく。あと、少しっ。


(  ゚¥゚)「そういえば、今日はバレンタインですよね。おっぱいチョコレート的な意味で。
      ところで長岡先輩はチョコレートとか貰ったんですか?」
 _
(*゚∀゚)「おうよ。残念ながらおっぱいチョコはなかったんだがなー。
     まっ、ほぼ義理だけどな――。ついそこで、チョコじゃないけどティッシュも」

(#'A`)「かかれっ!!!」


よくやった偽川、目標地点だ!
廊下から階段へと向うこの位置こそが、死角にして最高の捕縛ポイント!


(#´・ω・`)「覚悟するんだっ!」

 _
(;゚∀゚)「わっ!!」


(#^ω^)「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!」


ジョルジュの背後から突然現れたショボンの鞄がうなる。
あわててよけようとしたジョルジュの体を、廊下の角というジョルジュの死角に潜んでいた内藤が襲いかかる。


(#'A`)「とどめだっ!」


そして、内藤におさえつけられたジョルジュを俺がビニール紐で縛り付けた。
その間、ジャスト1分っ!
今やイケメンはまな板の上の鯉状態っ!

 _
(;゚∀゚)「おい、リリー!一体どうなってるんだよ!
     おっぱいは?おっぱいはどこだ!」

(  ゚¥゚)「全てはネタと、神聖百合王国のためなんです」
 _
(;゚∀゚)「意味不明っ!」


ジョルジュは訳がわからないという顔でおっぱい同士偽川の顔を見ている。
しかし、甘いぞジョルジュっ!偽川はとうに俺らの仲間だ!


('A`)「よし、服ぬがせー」

( ^ω^)「ばっち、把握だおー」

(´・ω・`)「逃げられるといけないから、無理そうならハサミで切っちゃって」


イケメンは暴れるが多数に無勢。おまけにビニール紐による拘束済み。
ジョルジュ長岡が全裸になるまでに時間はかからなかった。
イケメンも 全裸になれば マジ微妙(ドクオ心の一句)

 _
(;゚∀゚)「お、お前ら学校を占拠するって言ってた一団だな!
     俺のおっぱいにかける熱い情熱につけ込むなんて卑怯だぞ!」

(  ゚¥゚)「いえ、嘘はついていませんよ」
 _
(*゚∀゚)「え、マジ?なら許すわ」


偽川は打ち合わせ通り、俺たちの方を見る。その視線に俺たちはうなずいた。
俺たちは視線を交わすと、ほどよい間をとってからニヤリと笑う。


(  ゚¥゚)「理想のおっぱいとは……」


ジョルジュの前に理想といってもいいほど形、バランス、ハリ、柔らかさのそろったおっぱいが差し出された。
それは、まさしく理想のおっぱいと言ってもいい物だった。


m9(^ω^)9m はい、俺──────────!!!

 _
(  ∀ )  ゚  ゚ 


まあ、男のおっぱいなんですけどねー(笑)


 _
(  ∀ )......._。......_。 コロコロコロ…


(  ゚¥゚)「理想だとはいいましたが、女性のおっぱいだとは言ってません」

('A`)「安らかに眠れ、ジョルジュ長岡」


上半身裸になった内藤の胸元ではかぎりなく理想に近いおっぱいが輝いていた。
内藤のぽっちゃりとしたピザ体系の体は、理想のおっぱいを形作るのには最適のものだった。


(  ゚¥゚)「ぶっちゃけ、私はおっぱいよりもおっぱいを持つ女性の方が好きです。
       しかし、おっぱい星人の長岡先輩なら満足していただけたと思います」


こうして第二のイケメン四天王はおっぱいの前に倒れた。
しかし、まだ仕上げは済んでないぜジョルジュ長岡っ!!!!


(*^ω^)「部長さん出番ですお」

(つ`*川「え、あ、はい!」


内藤の声に、何故か顔中を鼻血で染めた漫研部長ペニサスが現れた。
部長の手にはデジカメと、スケッチブックがしっかりと握られている。


('A`)「お前のアレな姿は、漫研のペニサス伊藤部長が超美麗スケッチにしてくれます!」

(´・ω・`)「デジカメの写真と共に全校に配布してもらうので、よろしく」


('∀`*川「遊び人系男子の全裸、拘束、集団プレイ……ぐぎゃぎゃぎゃ!!!」

  _
( ;∀;)「嫌だーーーーーー!!!!」


漫研部長は気持ち悪いほどの笑顔で、鼻血をまき散らしながらスケッチをする。
正直、直視に耐えられない光景だ。

あとは漫研に任せて、俺たちは立ち去ろう。


('A`)「よし、お前ら撤退するぞ」

(;^ω^)「服着るからちょっと待っててくれお」


从;'ー'从「……じょるくん?」


俺たちが撤退をはじめようとした丁度その時。
チョコレートを持った一人の女子が、廊下に現れた。


(;´・ω・`)「マズイっ」

从'ー'从「あれれ~、おかしぃなぁ?
      渡しそびれたチョコレートをあげて、お返事を聞こうと思ったのに~
      どうなってるのかなぁ?あれ?あれれ?」


女子は間延びした声で丁寧にも状況を説明してくれる。説明乙。
いや、違う。せっかく捕まえたのにこのままじゃジョルジュの拘束が解かれてしまう。


从*'ー'从「じょるくん。はい、これチョコレートだよ~。
      さっきは間違えてティッシュあげちゃったけど、こっちが本当の気持ち」
 _
(;゚∀゚)「え?」


女子は全裸で拘束されたジョルジュに向って馬鹿丁寧にもチョコレートを差し出した。


从 ///从「じょるくん。好きです。おつきあいしてください~」


(;'A`)(;^ω^)(;´・ω・`)( ;゚¥゚)「……」


それ全裸で拘束された男に対して言うセリフじゃなくね?
それより前に言うこととか、することとかあるんじゃないかなー。


从 ///从「つきあってほしいな」
 _
( ゚∀゚)「……」


しかし、全裸のイケメンは

 _
( ゚∀゚)「俺、つきあうなら、Dカップ以上って決めてるんだ」


――もっと馬鹿だった。

 _
( ゚∀゚)「Bカップ以下なんて人間じゃないね。人間以下だ。正直女として失格。男以下だ。
     どうせつきあうなら、一年のロリっぽい巨乳の子とか、美人生徒会長とか、
     学園のアイドルとか、流石の双子んとこの姉貴くらいの乳のサイズはほしいね!
     まえ、校内で米~米~とか言ってた子もナイス乳だった。」

从 ー 从「……」


訂正しよう。コイツは男として尊敬すべき真のおっぱい星人。おっぱい聖人だった。
自分の助かる機会をみすみす逃してまで、こいつは乳(巨乳限定)を選んだのだ。


( ♯゚¥゚)「長岡先輩っ!何てこと言うんですか」
 _
( ゚∀゚)「貧乳党のお前には悪いが、これだけはゆずれないぜ!
     いくらティッシュをくれようとも、俺は貧乳とはつきあえない」

( ♯゚¥゚)「部長に謝ってください!
       どう考えても中途半端なサイズしかない推定Bカップに!」


何っ!Bカップだと!!!なんという中途半端!貧乳でも凡乳でもない微妙サイズ!!
じゃなかった。偽川は烈火の勢いでジョルジュ長岡に詰め寄った。


('、`;川「……っ、私はCよっ!Cなんだから!」


(*^ω^)(*´・ω・`)「これがBカップ……ゴクリ」


( ♯゚¥゚)「長岡先輩。あなたはおっぱいを語りながら、貧乳を見下した。
       おっぱいとそれを持つ女性にはたとえ垂れていても、平等に愛を注ぐべきなのに
       あなたには、いずれおっぱいの裁きがくだりますよ」


偽川が真剣に怒っている。
俺はでおっきいほうがいいけど、揉めればなんだっていいのでセーフっぽいな。うん。


(  ゚¥゚)「貴方は『Cに満たない女性も多いので油断は禁物です』
      という名言を忘れるべきではなかった。それだけが、残念です」


そう告げる、偽川の向こうで、鬼が笑っていた。
鬼はジョルジュ長岡に近づくと、携帯のシャッターを押した。


从*'ー'从「あははー、じょるくんの裸の写真とっちゃった~」
 _
(;゚∀゚)「何っ!」

从*^∀^从「『じょるくんの全裸画像です。このメールを全校にまわしましょう』で、一斉送信~♪」

从*'ー'从「じょるくんはかっこいいから、インターネットにも流してあげちゃお~」


Bカップにも満たない女は、人ではなく悪魔だった。
悪魔は幸せそうに、全裸のイケメンを見下ろし、笑った。



【 ('A`) 】 3-1教室


(;'A`)「女、怖ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええ」

(;^ω^)「――アレだけは絶対、敵に回したくないお」


俺たちはAカップの悪魔に恐れをなして、誰も居ない三年の教室に駆け込んだ。
俺、イケメンは粛清しようと思ったけどネットにあげたり、2chに画像貼付けようとはしてないよ。
なんだ、あの人の皮を被った悪魔。

  _
( ;∀;)「助けてくれーーーー!!!」


今でもあのイケメンの声が耳に張り付いて止まない。
でも、イケメンは粛清できたしいいか!


('、`*川「そんなに女が怖いならYOUたち男に走っちゃいなYO!」

(;´・ω・`)「……それは遠慮させていただきます」

( *゚¥゚)「いえいえ、女性は強く気高くピュアな存在です。おっぱいは決して怖くないですよ」


何故か漫研に関しては、後で考えよう。
とにかく、イケメン四天王のうち二人はどうにかなった。
残すイケメンは眉上シャキンと、浦良モララーの二人だけだ。


( ^ω^)「次は誰をターゲットにするかお?」

('A`)「次は眉上シャキンだ。
   一年にして学内一のモテキングのモララーは最後に回す」

( ^ω^)「ショボン。情報を頼むお!」

(´・ω・`)「……情報も作戦もあるにはあるんだけどね」


ブーンの質問にショボンは口ごもった。
イケメン情報を話す時に使う手帳もポケットに入れたままだし。どうにも様子がおかしい。


('、`*川「これはフラグの予感」

( ;゚¥゚)「部長、そろそろ自重しないと私たち追い返されちゃいますよ」


うん。そうだねお前らいいかげん帰れよ。
どうせ、もう情報なんて持ってないんだろう?


(´・ω・`)「昼休みが終わるまでにすませておきたいことがあるんだ。
      詳しくは移動しながら話すよ」

(;'A`)「お前がそう言うのなら、それに従う」

(´・ω・`)「うん。ありがとう」



【 ('A`) 】 三年教室前廊下


ξ#゚⊿゚)ξ「ようやくっ、見つけたわよ。このバカ三人っ!!!」



(;'A`)「――っ!」

(;゚ω゚)「……い、」

(;´・ω・`)「委員長」


廊下に出た俺たちの前に、委員長が現れた。
全身を消火器から出た粉で染めた彼女は、息を切らしながらそう、叫んだ。


ξ#゚⊿゚)ξ「内藤、鬱田、眉下。もうバカなことはやめなさい!!」


ツインテールドリルを逆立てて、委員長はネコ科の肉食獣のごとく叫ぶ。
委員長ってさもっとクールだったり、親しみやすいキャラなんじゃねーの?
なにこの鬼ババ。顔がかわいくなかったら、こいつもう最悪じゃん!


(;'A`)「なんて、しつこさだ」

(;´・ω・`)「教室追い出されてからずっと探してたんだね、あの様子だと」

(  ゚¥゚)「ツインテールにドリル。ツンデレ属性と見ました」


委員長は汚れた制服に鞄を持っている。武器だろうな、あの鞄。
武器持って立ち上がるなんて、どんだけうちのクラスの委員長はアクティブなんだよ。


( ^ω^)「……バカってなんだお」

ξ#゚⊿゚)ξ「バカに決まってるでしょ!
       教室乗っ取って、何もしていない井洋や喪前に乱暴して。
       おまけに全校放送までするなんて、バカ以外の何ものでもないわ!」

(#^ω^)「僕たちは真剣にやってるんだお!それをバカって言うんじゃねーお!!」


委員長にかみついたのは意外なことに内藤だった。


ξ;゚⊿゚)ξ「それはアンタ達が、学校を乗っ取るなんて馬鹿な真似するから」

(#^ω^)「それだけじゃないお!いつもそうだお!
      僕たちが教室で遊んでくるだけでも、怒鳴りつけてくるじゃないかお。
      ことあるごとにバカ、バカ、バカ!バカにするんじゃねーお!」


(´・ω・`)「委員長は他の奴らがはしゃいでててもある程度は黙認してるよね。
      ちょっと酷いんじゃないかな。見損なったよ」


よし、いいぞ内藤!ショボン!委員長はひるんでいる。
普段が毒舌の分、逆に悪口は言われ慣れてないと見た!ここは、攻めて攻めるんだ!


(#'A`)「委員長は委員長ってことを笠に着すぎなんだよ。
    いつも怒鳴ってばかりで、女としての魅力もゼロじゃねーか!」

(#^ω^)「委員長なんて大嫌いだお!」

(#'A`)「女としての魅力もゼロのくせに粋がるんじゃねーよ、糞女!」


ξ;゚⊿゚)ξ「――う、うるさいっ!!!アンタ達なんて私も大嫌いよっ!」

ξ ⊿ )ξ「大嫌いっ!!!」


委員長の声の後、廊下はシンと静まった。



【 ξ゚⊿゚)ξ 】 三年教室前廊下


本当はね。ずっとずっとあなたが好きだった。
はじめてあったときから、あなたが好き。
好きで好きでたまらなくて、ずっと好きだって言いたかったの。

あなたが大好きです。あなたが大好きで、本当に好きなんです。
ずっと私と一緒にいて下さい。私のそばで一緒に笑って下さい。


ξ ⊿ )ξ「大嫌いっ!!!」


だけど、どうして素直になれないのかな。
どうしてこうなっちゃうのかな。
私はこんなにあなたのことが、大好きなのに。

あなたを見ると胸がぎゅっと苦しくなって、苦しいけど幸せになるの。
あなたに食べてもらいたくて、チョコもつくったの。
チョコがほしいってバレンタインが近づくたびに言っていたあなただから、きっと受け取ってくれる。
そう、思った。だから、義理でもいいからうけとってください。


( ・∀・)『好きなら告白したら。しないで後悔するよりはずっといいよ』


――後悔ならずっとし続けている。ずっと、ずっと……。



【 ('A`) 】 三年教室前廊下


ξ# ⊿ )ξ「キライ大嫌いっ!私はこんなにも……こんなにも……」


委員長の声がひときわ高くなった。マズイ、ちょっとやり過ぎたか?
さっきの俺たちの発言に加えて、委員長の声で人が集まって来かねない。


(#'A`)「内藤、ショボンっ!委員長は俺に任せて先に行けっ!!」

(#^ω^)「嫌だお!今日ばっかりは流石の僕も怒ったお!
      行くならドクオたちが行くといいお!」

( ;゚¥゚)「お二人とも落ち着いて下さい!」


俺たちの剣幕にこれまでずっとマイペースだった偽川が声を上げる。
どうやら俺も頭に血が上りすぎてるらしいな。
この中で一番冷静なのはショボン。逆に手をつけられないのが、内藤か。


('A`)「俺はこの中で一番体力が無い。どう考えたって足手まといになるのは俺だ
   委員長とは適当にやりあってから逃げるから、内藤はショボンを手伝うんだ」


ショボンは昼休みのうちにすましておきたいことがあると言った。
これ以上ここで時間をとられるわけにもいかない。血が上っている内藤の頭も冷やさないといけない。


(´・ω・`)「行こう内藤」

(;^ω^)「……でも」

( ;゚¥゚)「使命はどうするんですか!私だって百合帝国のために説教コースに入ってるんですから。
      ここで止まられてもこまるんですっ!」


その場に留まり続けようとする内藤を、ショボンと偽川が無理矢理引きずっていく。
廊下には委員長と俺と、


('、`*川「ハァハァ男の友情うめぇ。最高じゃね、幼なじみってハァハァ」


訂正。廊下には委員長と、俺が残った。


ξ# ⊿ )ξ「逃げるんじゃないわよっ!戻ってきなさいっ!!!」

('A`)「落ち着けよ、委員長。お前の相手はこの俺だ」

ξ#゚⊿゚)ξ「……鬱田」


委員長の怒りやらなんちゃらやがごちゃまぜになった瞳がコチラを見る。
怖いよこの子。三次元女のヒステリーマジ怖い。


ξ#゚⊿)ξ「どうして、こんなことをしたの?」

('A`)「譲れない物がある。俺にも内藤にもショボンにもだ」


俺と委員長は対峙する。
俺はリア充とカップルと製菓業界と流通業界だけが得をする、この行事だけは許せない。
クリスマスは冬休みだからまだいい。
しかし、バレンタインはどうだ、強制的に付き合わされることになるこの苦痛の日々よ!


('A`)「俺は負けないよ、津出」

ξ ⊿)ξ「私だって…私だって……」


委員長が手にした鞄をぐっとつかむ。
あの鞄が当たる前に決着をつけなければならない。


(#'A`)「うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「――っ!!」


委員長が鞄に気を取られた隙を狙って、走り出した。
雄叫びを上げて、俺は委員長へ向って突き進む。

完全に虚をつかれた委員長にむかって、俺の禁断の奥義が炸裂した。



委員長の横を通り過ぎながらのスライディング。それと、同時に素早く手を動かす。


(゚A゚#)「みえた――――――――っ!!!」


消化剤で汚れた紺色のスカートの下からは、委員長のスベスベとした白いフトモモが現れる。
少々太いけど健康的なそのフトモモの付け根に、禁断の領域が見える!!!


ξ;///)ξ「――――――――っ!!!」


見えた。見えたぞ内藤、ショボンっ!!!我が生涯に一片に悔い無し!
その禁断の領域を包む一枚の布きれ、それは――


(*'∀`)「縞ぱんキタコレぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええっ!!!!」


白地に浅黄色の縞。
神が与えたもうた萌えの方程式。それが、俺の目に焼き付いた。

力も体力のない俺のもつ唯一の奥義が、委員長に決まった。
小学校の頃、帰りの会で吊し上げをくらった俺の黄金の右。


かつて封じた禁断の奥義は俺に不思議な充足感を与えた。


ξ///)ξ「っっっ!!!」


委員長はスカートを抑えるとその場にへたり込んだ。その表情は完全に憑きものが落ちた様だった。
まさか、二次元でしか見られないと思ってた縞ぱんをここでお目にかかることになるとは。
委員長の奴とんでもない隠し球をもってやがった。


ξ;⊿;)ξ「――う」

(;'A`)「……あれ」


気の強い委員長が子供のような声を出した。
そして、それをきっかけに涙がぽろぽろとあふれ出だす。


ξ;⊿;)ξ「――うわぁぁぁぁんっ」


傷だらけの手で粉まみれの鞄を抱えて、委員長は泣き出した。
慰めなければという義務感と、かわいくね?という感覚に一瞬捕らわれるが、ぐっとこらえる。
俺たちは今、戦争中なのだ。一瞬の同情が命取りになりかねない。


(;'A`)「スマンな委員長!」


俺は泣き続ける委員長を置いて駆けだした。
早いところ内藤とショボンに合流しなければならない。


委員長の泣き声は、まだ続いている――。



作中の名言は、「バスト占いの歌」より

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