スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

('A`)絵本 どでかいかぼちゃのようです

乗っ取り作品です。
最初の三レスはID:iVqt/plw0様の作品となります。

それでもおkという人は続きを読むでどうぞ↓




とあるぐつぐつ鍋の中。
どうやら野菜たちは、誰が一番美味しいか喧嘩をしているようです。。。

('A`)「俺は将来馬車になる男、どでかいかぼちゃだ!」

ξ゚⊿゚)ξ「ほろ苦い人生の味、ピーマンよ!」

( ^ω^)「細身の体にたんまりカロチン、ニンジンだお!」

(´・ω・`)「僕は……」


(´・ω・`)「釜飯」


('A`)「いいか、おまえら。おれはこの中でいちばん大きい!
    つまり、ナンバーワンは俺だって事なんだよ!」

野菜の中でも、ひときわ大きいこの子はかぼちゃ。
どうやら、とってもじしんかのようです。

ξ゚⊿゚)ξ「なによ! おおきいだけのデクノボーのくせに!
     このなかでいちばんオトナなのは私なの。だから、私がいちばんうえってことよ!」

つんつんしているこの子はピーマン。どうやら、かぼちゃの主張に不服のようです。

( ^ω^)「ちっちっち。どいつもこいつも、カロチンのびようこうかをわかってないお。
       女性に大人気の僕こそ、最高の野菜だお!」

ニンジンも負けじとアピールします。

(#^ω^)ξ#゚⊿゚)ξ(#'A`)「う~~~!!」

おやおや、お互いににらみあって……。
このままでは、せっかくのお鍋も味がわるくなってしまいます。


これにこまったなべぶぎょうは、あることを提案しました。

/ ,' 3「そんなにいちばんを決めたいなら、はっきり決めればいいじゃないか」

/ ,' 3「これから、子供たちが鍋を食べにくる。一番さいしょにぜんぶ食べられたやさいが、一番じゃ!」

( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ('A`)「「のぞむところだ!!」」

こうして、かれらの戦いがはじまりました。
釜飯はまだ鍋の隣で蒸されているようです。

(´・ω・`)「べちょべちょになっちゃうよ」



ここからのっとりだよ('(゚∀゚∩



ぐつぐつぐつぐつ


お鍋は煮えます。
そして、ついに食べ頃になった頃子供達が元気な声を上げてやってきました。


(*><)「わーい!ごはんなんです!」

(*‘ω‘ *)「おじいちゃんのごはんたのしみだっぽ!」

( <●><●>)「二人とも、ちゃんと手をあらいましたか。
        あらわなきゃご飯たべちゃいけないことはわかってます」


両手をパタパタとふりまわす小さな男の子と、ぽいんぽいんとジャンプする女の子。
それから、大きい目をした少しだけお兄さんの男の子。
三人はなべぶぎょうのおじいさんのそばの椅子に座りました。


/ ,' 3 「おお、ビロにぽっぽに……」

( ><)「wktkなんですー」

(*‘ω‘ *)「なべっぽか?なべっぽか?」

/ ,' 3 「……」


子供たちは鍋を囲みながらニコニコと笑っいました。
鍋の中の野菜達は早く自分を食べてくれとドキドキしています。


/ ,' 3 「……えーと、誰だったっけ?」

( <●><●>)「おじいちゃんがぼけていることはわかってます」

/ ,' 3 「ぼ、ぼけちゃうわー!!!」




('A`)「ボケ老人か」

ξ゚⊿゚)ξ「アルツハイマーね」

( ^ω^)「どうみてもぼけてます。ほんとうにありがとうございました」


なべぶぎょうの新たな一面に、野菜達は別の意味でもドキドキです。
この、なべぶぎょう大丈夫か?


(´・ω・`)「……意外と仲がいいじゃないか」

(#'A`)ξ#゚⊿゚)ξ(#^ω^)「だれが、こいつなんかと!」


おやおや、仲がいいのも一瞬だけのようです。


(*'A`)「このおれのでっかさと、たくましさ、それに甘さにガキ共はメロメロさ!」

ξ#゚⊿゚)ξ「わ、私は甘く何て無いけど栄養がいっぱいなんだからっ!
       それに私が一番、色がきれいでおいしそうよ!!!」

(;^ω^)「いやいや、この赤い色に甘い味。色も味ももってい僕が一番だお」


おやおや、野菜達はまたケンカをはじめてしまったようです。
せっかくなべぶぎょうが止めてくれたのに、それもだいなしです。


(´・ω・`)「同じ釜の飯。もとい、同じ鍋の食材なのにやれやれだね」




/ ,' 3 「ほ、ほれそれより夕飯ができておるからたべるんじゃ!」


なべぶぎょうさんは、あいでんてぃてぃ崩壊の危機にみまわれた少年に家庭内暴力を受けそうになっていました。
しかし、流石は老人。じゅくれんのワザでそれをかれーにスルーします。


(*><)「ぽっぽちゃんおはしとってなんですー」

(*‘ω‘ *)「ビロード、お皿取ってー」

(#<●><●>)「死ねばいいのに」


子供達は、なべぶぎょうの言いつけどおりにちゃんと食事の準備をしました。
テーブルの上には、シュンシュンと蒸されたいい男――釜めしと、
どてかいかぼちゃがとにかくめだつ鍋がおかれています。




('A`)「いよいよだな」

ξ;゚⊿゚)ξ「ドキドキするわね」

( ^ω^)「……ゴクリ」


子供たちとなべぶぎょうの、いただきますの声は野菜たちにも聞こえてきました。
それから、かちゃかちゃとはしをもつ音もきこえてきます。


('A`)「俺がナンバーワンだ」

ξ゚⊿゚)ξ「私がナンバーワンよ!」

( ^ω^)「僕が一番だお、常考」


お鍋の中に子供たちがもつはしがはいってきました。


(;'A`)「……俺だ。俺だろ絶対俺だ」

ξ;゚⊿゚)ξ「絶対に、私なんなんだらっ!
       ……そりゃ、ちょっとは苦いけど」

(;^ω^)「に、にんじんの僕が負けるはずはない……んだお……」


はしがお鍋の中をぐるぐるとかき回します。
野菜たちはぎゅっと目をつぶって、自分が選ばれるのを待ちます。
一番は絶対自分。おいしいのは、絶対自分。


(;'A`)「……おいおいおいおい」

ξ;゚⊿゚)ξ「なんで!」

(;^ω^)「……くぅっ」




/ ,' 3 「おや、どうした?」


なべぶぎょうはこどもたちに話しかけました。
子供たちは、鍋にはしをいれたのに何もとりません。
あんなにご飯を楽しみにしていたのに、どうしたのでしょうか?


(;><)「あぅあぅ……ピーマンきらいなんです」

(;*‘ω‘ *)「ニンジンとかぼちゃはあまくてきもちわるいっぽ」

( <●><●>)「そもそも、かぼちゃとニンジンとピーマンが入ってるってどんな鍋なんですか。
        正直、不味そうなのはわかってます」


おやおや、子供たちは鍋が嫌いなようです。
それいぜんに、なべぶぎょうの料理的センスもアレなようでした。


(;><)「おばーちゃんのごはんのほうがいいんです」

(*‘ω‘ *)「あ、こっちにかまめしあるっぽ」

( <●><●>)「おばあちゃんが気をきかせてくれたことはわかってます」




(*´・ω・`)「……うっ
      もっと、その立派なしゃもじで僕をかきまわしてぇー!!!」


えらばれたのは、釜。もとい、釜飯でした。
釜の中のごはんはびしょびしょでしたが、子供たちはおいしそうに食べていきます。


(;゚A゚)「ちょっwwwwおまwwwww」

ξ# ⊿ )ξ「何で?何でなのよー!!!」

(ヽ´ω`)「鬱だ死のう」


予想外の事態に野菜達はキャラ崩壊寸前です。
だれにも、たべられないまま野菜達はぐずぐずと型くずれしてしまいました。




(*><)「おばーちゃんのかまめしーだいすきなんです!」

(*‘ω‘ *)「おいしいっぽ」

(*<●><●>)「少し炊き方はへたですが、しょうゆの味とごはんのあじつけが最高なのはわかってます。
         ニンジンとゴボウと、コンニャクとキノコのハーモニーはすばらしいです」


子供たちはニコニコと釜飯を食べます。


/ ,' 3「わ、わしが、わしが腕によりをかけてつくったのに何故なんじゃー!!!
    婆さん、婆さんさえいなければ!!孫のぷりちーな顔はわしのもんだったのに
    畜生、全部やさいどものせいじゃ!死ね、かぼちゃとかにんじんとか、ピーマンとか死ね!」


一方、なべぶぎょうはといえば信じられないほど、大人気がありませんでした。
孫の名前を全力で忘れていたじてんで、祖父しっかくなのですが、
なべぶぎょうは野菜と会話できるほどぼけているのでしかたがありません。




(;'∀`)「……ははっ、ありえないってー」

ξ ⊿ )ξ「このまま溶けるわ。止めないで」

(ヽ´ω`)「釜に負けた」


あれほど、どでかかったかぼちゃはぐずぐずと崩れて小さくなってしまいました。
とても元気だったピーマンもしんなりとしおれています。
にんじんは形はしっかりとしていましたが、釜のニンジンに負けてとてもショック。


( ;A;)ξ;⊿;)ξ( ;ω;)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」


野菜達はとてもショックでした。
選ばれなかったことがではありません。

子供たちに食べてもらえなかったからです。


(*´ ω `)「もっとぉ―――!もっと僕を食べてぇー!!
       僕の全てをめちゃくちゃにしてぇーー!!!!」


お料理にとっての幸せは、誰かに食べて貰うことです。
だから、食べて貰ったおカマ―――じゃなくて、釜飯はとっても幸せそう。
一方、野菜達はどうでしょう?


( ;A;)「気持ち悪いって言われた」

ξ;⊿;)ξ「キライだって。ピーマンは嫌いだって」

( ;ω;)「なんで、カマのニンジンはよくって僕はダメなんだお!!」


野菜さん達は、食べて貰えない上に嫌われてしまいました。
「不味そう」、「死ね」その言葉で、全てを否定されてしまいました。


( ;A;)ξ;⊿;)ξ( ;ω;)「うゎぁーーーーん!!!」


野菜達はぐずぐず煮える鍋の中で、いっぱいいっぱい泣きました。
どんなに泣いても、子供達は食べてくれません。
なべぶぎょうも、何も言ってはくれません。


川 ゚ -゚)「おまえたち、いつまで泣いているんだ」

(;'A`)ξ;゚⊿゚)ξ「え?」


野菜たちが泣いていると、声をかけてくるものがいました。
真っ白い透明な体をした、とてもきれいな子でした。


(ヽ´ω`)「……だれだお?」

川 ゚ -゚)「私はたまねぎ。ずっといたのに、気づかなかったのか?」


川 ゚ -゚)「なぜ、私たちが食べられなかったのかわかるか?」


鍋の中を泳ぎながら、透明なたまねぎは声をあげました。
その声は、なぜか怒っているようでした。


(;'A`)「甘くて気持ち悪いから」

ξ;⊿;)ξ「苦くておいしくないから」

(#^ω^)「カマのニンジンも甘いのにあっちはおいしいって、言われたお!
       理不尽だお。しゃざいとばいしょうをせいきゅうするお!」


野菜たちの言葉に、タマネギは眉をひそめました。


川 ゚ -゚)「違う。一番、上のお兄ちゃんの言うことを聞いていなかったのか?

     『そもそも、かぼちゃとニンジンとピーマンが入ってるってどんな鍋なんですか。
      正直、不味そうなのはわかってます』

     お前達は、その言葉の意味を考えなかったのか?」


('A`)ξ゚⊿゚)ξ(;^ω^)「……」


野菜たちは黙りこんで、たまねぎの言葉を聞いていました。
お兄ちゃんの言葉に、『不味そう』以上の意味があるのでしょうか?


川 ゚ -゚)「あのカマにあって、私たちに無いもの考えてみろ」


川 ゚ -゚)「あのカマは、私たちのようにケンカをしていたか?」

(;'A`)「してない」

川 ゚ -゚)「だれが、ナンバーワンか決めたか?」

ξ;゚⊿゚)ξ「してないわ」


タマネギは「それが答えだ」と答えました。


(;゚ω゚)「ちょっと待つお!正直イミフ!ワケワカラン」

ξ;゚⊿゚)ξ「悔しいけど、私も分からないわ」

(;'∀`)「おいおい、あの釜野郎は気持ち悪く悶えてただけだろ。
     それなのに、何で……」





川 ゚ -゚)「バラバラだからだ」





川 ゚ -゚)「要するに、私たちはバラバラだったってことだよ。
     仲の良さも、その味も」

(;゚A゚)ξ;゚⊿゚)ξ( ゚ω゚)「……」

(゚A゚)ξ゚Д゚ξ( ゚ω゚ )「……」


川;゚ -゚)「こっちみんな」


タマネギさんの言葉に野菜達は息をのみました。
そうです、野菜さんたちは誰が一番なのかに熱中するあまり、お鍋の味のこと何か考えなかったのです。

お料理は野菜達みんなや、お水さんや、調味量さん全員が力を合わせないとできないものなのに……。
それを、忘れたお料理がおいしいはずがありません。
食べてもらえないのも、当然のことでした。


(;'A`)「お、俺が一番大きいって言ったからだ」

ξ;⊿;)ξ「違うわ、私が悪かったのよ」

(;^ω^)「正直スマンかった」


野菜たちは自分たちが、わがままだったことに気がつきました。
自分たちがバラバラだったから、タマネギにも調味料にも、お水にも迷惑をかけてしまった。
野菜たちは、また泣き出し始めそうになりました。


川 ゚ -゚)「まあ、待て。あきらめるのにはまだ早い」

ξ;⊿;)ξ「……でも」


川 ゚ ー゚)「なぁ、みんな?」


( ∵)「ごぼり」

( ∴)「ごぼごぼ」

 _
( ゚∀゚)「たく、散々ごねやがって。ちっとは裏方の苦労も考えろよな、主役様」


鍋の中で揺れていたお湯と、ダシが声をあげました。
野菜たちが気づかなかった仲間が、声をあげたのです。


( ;A;)「……おまえ、たち」

(;^ω^)「僕らをゆるしてくれるのかお?」

 _
(*゚∀゚)「当たり前だろ。お前達主役がいないと、俺らは輝けないんだから」


お鍋の中で、ごぼりごぼりとお湯が揺れました。


川 ゚ -゚)「私たちは幸いなことに、取り返しのつく状態だ。
     さぁ、私たちのチームワークを見せてあげようじゃないか」


ξ゚⊿゚)ξ「でも、私たち苦かったり甘かったりで、バラバラの味よ」

(;'A`)「俺のでかさと甘さは、どの料理でも浮くぞ」


ピーマンとかぼちゃの声に、お湯たちがごぼごぼと笑い声を立てました。
言われなくてもそんなこと、分かってるよ。そんな笑いでした。

 _
( ゚∀゚)「俺たちがただ、ごぼごぼと煮えたぎってただけだと思うか?
     麗しのたまねぎさんとともに、打開策はばっちりおkさ!」

(;^ω^)「打開策?」


川 ゚ -゚)「ヒント、子供たちが大好きな食べ物は何だ?」


(;゚ω゚)「おっ?」

 _
( ゚∀゚)「制限時間は五秒!」

( ∵)( ∴)( ∵)「ごぼごぼごぼごぼごぼ」


ξ;゚⊿゚)ξ「え?ちょっ、ちょっと待って!」

(;'A`)「えーと、ハンバーグだろ?それにえーと、そのー」


川 ゚ -゚)「答えは―――」


('∀`)ξ*゚⊿゚)ξ(*^ω^)「なるほど!」


たまねぎの出した答えに、野菜たちは笑顔を浮かべました。
それなら、きっと大丈夫。みんなはきっと食べてくれる。

 _
( ゚∀゚)「わかったなら、とっとと鍋奉行を呼ぼうぜー」

川 ゚ ー゚)「今度はちゃんと力を合わせような」

 _
(*゚∀゚)('∀`)ξ*゚⊿゚)ξ(*^ω^)「うんっ!」

(*∵)(*∴)(*∵)(*∴)「ごぼごぼっ!!!」


みんなは元気に声をあげました。



/ ,' 3 「うっうっ……孫達が冷たすぎて爺ちゃん超ショック」


一方、鍋のそばではなべぶぎょうが孫の冷たさと、婆さんの釜飯の圧倒的な人気に涙していました。
釜飯とかマジ地味だしー、今の流行はちょ→鍋だしー☆
そんなことを、なべぶぎょうはぶつぶつとつぶやいています。


川 ゚ -゚)「鍋奉行のジジイ聞け」
 _
(#゚∀゚)「麗しのタマネギさんの声を聞けることを泣いて喜べ!」


/ ,' 3「ううっ、幻聴じゃもん」


川#゚ -゚)⊂('A`;)「たまねぎさん落ち着いて!!!」


ξ;゚⊿゚)ξ「私たち反省したんです、ですからー」

( ∵)「ごぼ?」

(;∵)(;∴)(;∵)(;∴)(;∵)「ごぼごぼごぼごぼごぼごぼごぼごぼ!!!」


/ ,' 3 「ふーんだ!ジジイ知らないもんっ!」

 _
(;゚∀゚)「畜生、あと少しなのにっ!」

川#゚ -゚)「何だ、あのジジイ!」


(;^ω^)「かぼちゃ。何か案はないかお?
      どでかいかぼちゃの君ならきっと何か、でっかいこと思いつくはずだお」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたなら、きっとできるはずよ。だって……」

(;'A`)「どでかいっていっても、俺は体だけで実はピュアピュアなスモールハート……
    ……ん、スモール?」


かぼちゃは鍋の向こうに見える、なべぶぎょうの顔を見つめ。
それから、大きな声をあげました。


(#゚A゚)「なべぶぎょう!孫のハートをがっちりつかむ方法おしえるぞー!!!」


ξ*゚⊿゚)ξ「あんたは、私たちの大切な仲間なんだもの!」




(#'A`)「いいか、ちっこいガキのハートをつかむにはなぁー!!!
    ――――――――――
    ―――――――――――――――――――!!!」


どでかいかぼちゃの、どでかい声。
その声は、なべぶぎょうの耳にしっかりと届きました。






(*‘ω‘ *)「ぽっ?」

(*><)「いーにおいがするんです!」

(#<●><●>)「ジジイが死ねば、高齢化社会の緩和に一役買うのはわかってます」


お茶碗一杯の釜飯を食べていた子供たちは声をあげました。
辺りにはなんだか、とってもいい匂いがしています。
その匂いはどこからするのでしょうか?


/ ,' 3 「ふっふーん!儂だってやれば出来る子だもん。
     儂の手腕にかわいい孫もかわいくない孫もラブラブちゅっちゅなのはわかってるもん」


鍋です。
もうろくジジイ――もとい、なべぶぎょうがかきまわすお鍋の臭いです。
そのお鍋からするにおいは、さっきとは全然違います。


(*><)(*‘ω‘ *)「カレー!!!」


(*><)「おじーちゃん!ぼくカレーがたべたいんです!」

(*‘ω‘ *)「カレー!カレー!」

(;<●><●>)「くっ、卑怯な。」


男の子と女の子は大喜びです。
上のお兄ちゃんはくやしそうな顔をしていましたが、大きな目でじっとお鍋を見ています。


/ ,' 3 「かぼちゃも、にんじんも、ピーマンも入ってるぞ」

(;><)「ううっ、でもがんばってたべるんです」

(*‘ω‘ *)「たべるっぽ」


孫二人の声になべぶぎょうの顔はにっこにこです。


/ ,' 3 「さてさて、どうするどうするワカッテマスおにいちゃーん」

(;<●><●>)「むむむむむ」


なべぶぎょうの言い笑顔に、上のお兄ちゃんはとっても悔しそうです。
でも、その目はじっと鍋を見ていて。お腹はぐうぐうと鳴っています。


(*><)「おにーちゃんもたべるんです!」

(*‘ω‘ *)「おいしいっぽ」

/ ,' 3 「儂の鍋だから、うまいよー。
     何てったって、野菜が教えてくれた鍋なんじゃから」


たまねぎと、お湯さんと、出汁さんが考えて、
ニンジンと、ピーマンと心をあせて、
どでかいかぼちゃが教えてくれた大切な大切な鍋です。


( <●><●>)=3「まったく、何言ってるんですかおじいちゃん」


お兄ちゃんはため息をついてから、少しだけ笑いました。
それから、お皿にお鍋の中身を移して口につけました。


(*<●><●>)「……おいしい」


口の中には、お野菜の味とカレーのしっかりとした味が伝わってきます。
甘くてほくほくとしたかぼちゃ、赤くてきれいな形のニンジン、やさしいあじのたまねぎ。
いつもは苦いピーマンも、しっかりと煮込まれてどこか甘い味です。


(*><)「おじいちゃんすごいんです!」

(;*‘ω‘ *)「どうやってはなすんだっぽ?」


男の子と女の子は、なべぶぎょうの言葉にきょうみしんしんです。



( <●><●>)「名前を思い出してくれただけでも、充分だったんですけどね」


お兄ちゃんは優しい顔で、カレーと釜飯を食べていました。
食べ合わせは最悪。だけど、不思議と悪くない気持ちです。

おじいちゃんと、おばあちゃんが一生懸命作ってくれたおいしいお料理。
それは、いつものごはんよりもとびきり優しくて、おいしい味です。


(*><)「どうやったらはなせるのか、わかんないんです」

(*‘ω‘ *)「おしえるっぽ、おしえるっぽ!」


/ ,' 3 「ふふっ、それはな……」


そして、なべぶぎょう――
男の子と、女の子と、上のお兄ちゃんの、優しくてお茶目なおじいちゃんは話し始めました。


('A`) でっかいかぼちゃと

ξ゚⊿゚)ξ 気の強いピーマンと

( ^ω^) ちょっぴりおちょうしもののニンジン

(´・ω・`) おばあちゃんが作ったお釜の中の釜飯


それから、頭のいいタマネギと、元気な出汁と、たくさんのお湯たちのお話を……。





テーブルの上では、お鍋の中に入ったカレーがうれしそうにしています。





おしまい

スレ乗っ取り作品。あと、初のながら投下。
ID:iVqt/plw0さん、勝手に乗っ取って、ごめんなさい。


五分間隔というアホみたいに遅い投下間隔で正直スマンかった。
付き合ってくれた人たちありがとう。
カレー鍋を教えてくれたグーグル先生とレシピの人にも感謝。


くるくる羅針盤さんのこちらにまとめてもらいました
過去作品リンクとかついてて、嬉しいような恥ずかしいような気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

チラ裏ですが、リンクをはる合間に兄妹げんかとか、既婚男性版のレスみて笑いました。
他板まとめは新鮮で、面白いです。毛根は大事にしないといけないんだぜ!


7xまとめさんのコチラにもまとめてもらいました。
拾ってくれてありがとうございました。足を向けて寝られません。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

nanashinodareka

Author:nanashinodareka
だいたい行方不明です

最新記事
検索フォーム
QRコード
QRコード
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。